冒頭の読み口が一見して軽く感じ、『フははっ』などと笑いつつ、気を抜き切っ
て読み始めました。ですが読み進めるうち、思わず読む手を止めメモ帳を取り
出し、気付けば文中の言葉を書き出していました。
第一章の『存在とは何か?』、このテーマは個人的にも幼少期から取り憑かれ
た命題でした。存在しているということ自体のイメージに、随分と苦しんでき
ました。自分なりに散々考えた挙げ句、読書の苦手な私も、『存在』について
書かれている文献だけは調べて、それなりに目を通してきました。 そのなか
でも、本書ほど明解で、何よりも暖かみのある視点で書き表されたものに出逢っ
たことがなく、救われた想いがしました。
存在とは何かと問い探し始める前に、本書にある『“他者にとっての自分”と
いうスタンスを持ち、“自分が他者に与えられるものは何か?”を相手との関
わりの基準としておく』ということ。これは、『幸福力をつける為の第一歩』
として書かれているのですが、生きる上で必ずのしかかって来る苦を取り去る、
本当に大きな一歩でもあると感じ取ることができました。
本書『気の幸福力』から受け取った言葉は、私の我をなだめ、存在や世界、人
生に対する認識を、より良きものに変化させ、魂を成長させる宝物であると実
感しています。
読み解き方は、読み手それぞれによっていくらか違ってくると思う。でも、誰
の無意識にとっても、必ず素晴らしいインプットイメージになるだろう。
なぜなら魂の成長にとって障害となっている、あらゆるネガティブイメージを
取り去る智慧が、全編に渡って溢れているから。
遠藤喨及師の著書を初めて読む方はもちろん、今までに著書を読み、クラスに
参加した経験のある方で『自分はもう充分に理解した』と誤って思い込んでい
る方がいたら、必ず読んで頂きたい。きっと、今まで頑なに守ってきた古い思
い込みを、新鮮で、喜びに満ちた体験に変える出会いがある! 僕自身も無意
識に刷り込むように、くり返し読みたいと思います。
文/野本自由(京都在住、本書ではモデル協力もしている)
※現在、この電子書籍は無料でダウンロードすることができます。
http://taosangha.com/ja/koufukuryoku/
No related posts.

Loading...