いわずにおれない まど・みちお 著

集英社be文庫

                                   
                                   
みんな子どものころ唄ったであろう、“ぞうさん ぞうさん、おはながながい
のね♪”、童謡「ぞうさん」の詩をかいた、まど・みちおさんの本である。
                                   
本屋で、文庫の棚をながめていたら、表紙のまどさんの顔のイラストが、わた
しに微笑みかけてきた。
                                   
これはどうしたことか、と、手にとって読んでみると「あー、あのぞうさんを
つくったひとだーっ!」と、興味津々で、すこし立ち読みをしてみた。
内容は、詩がどんなふうに生まれてくるのかを、まどさんにインタビューして
いて、新作の詩ものっていた。
                                   
それにしても、「ぞうさん」をわたしが子どものころから知ってるということ
は、どう考えても、まどさんはスゴイ歳のはずである。おもわず著者紹介覧を
みてビックリ、もう101歳になっている。
                                   
なかに、まどさんの写真が数点あって、微笑んでいる顔のアップにくぎづけに
なってしまった。
あー、なんと表現したらいいものか、言葉にできない気持ちがこころの底から
わいてくる。
そうだそうゆうときは、ただ「カッコイイ!」とだけいって説明するのはやめ
ておこう。
じつをいうと、わたしも、こんなおじいさんになりたいなぁ、と、おもわず一
目ぼれしてしまったのである。
                                   
大好きな「けしつぶうた」から、ミミズのところをのせます。
                                   
ミミズ
シャツは ちきゅうです
ようふくは うちゅうです
―どちらも       
一まいきりですが
                                   
そんなわけで今夜は、ミミズの夢をぜひみてみたいものだと、ふと本気になっ
ているのです。
                                   
                                   
文/たなか・めい
                                   
                                   
                                   

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