日替わり美術館

3月、カーニバルが終わって21日、ニースは今日から春です。

私はフランスのニース市からモナコ国まで電車で通勤しています(スパ・レ・
テルム・マランでセラピストをしています)。通勤に使うイタリア バンテイミ
リア行きの電車に乗るとニース市リキエの駅を出て電車は海岸沿いをずっと走
ります。
海と山に囲まれているこの町の電車は、進行方向を向いて左手は山、右手は海
と風景画の中を通過しているようです。

ジャンコクトーが愛した、以前は漁村であったビルフランシュを通過し「美しい
太陽」という町ボーソレイユ、鷲の巣の村エイズ、カップダイユそしてモンテ
カルロに到着です。この間15分から20分です。

空と海は毎回通るたびに様子が変わります。
水平線に、真っ青な空と太陽の光がきらきらと差す様子は、私のお気に入りで
す。また、朝早く、うすいグレイとピンク色の空の、少し雲に隠れた太陽光線
が、海に向かって差しこむ様子も絶景です。
曇りや雨の日も風情があってまたいい趣です。
これが私の大好きな日替わり美術館。

そして地平線を見ます。ずうっと遠くまで見て、愛国の無事をひたすら願います。

職場にて

文/今中 千登勢(ニース在住)

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